英検1級 合格までの道のり編 4-1.Speaking編(2次試験) 1回戦・準備編
投稿後に気付いたのですが、先程までタイトルがWritingになっていました。
正しくはSpeakingですね。失礼致しました・・・
前回・前々回と話題を英検から逸らして(?)いましたが、今回こそ「英検1級 合格までの道のり編」に戻りたいと思います。大変長らくお待たせいたしました。
英検以外にも執筆したいネタが幾つかございますので、今後も時々別の話題を挟みながら進めさせて頂けますと幸いです。
英検1級 合格までの道のり編 目次の変更
先日、読者様より「記事を短く複数に分割してほしい」とのご要望を頂きましたので、2次試験編の目次を以下の通り変更させていただきます(コメント頂いた方、大変貴重なリクエストをいただき誠にありがとうございました)。ご指摘の通り、1つの記事に対する分量が膨大で読みにくかったかと思います。。
本題
それでは本題に入っていきましょう。
■英検1級 合格までの道のり編 目次
※執筆済みの記事につきましては、今後章を緑色に変更し、文字上をクリック頂ければアクセスできるよう仕様に致します。
(5/1追記)「7. あとがき」を追加しました。
4-1. Speaking編(2次試験) 1回戦・準備編 ←当記事
Speaking・1回戦準備編 全体の構成
今回は、以下の構成でお送りしてまいります。
Ⅰ. 1次試験合格後の気の緩み
Ⅱ. 学習内容
Ⅲ. 本番前の焦り
おまけ. 試験にあたって励みになっていた楽曲シリーズ
1回戦の準備編ははっきりと申しまして、「1級2次試験舐めてるんじゃねえ」とお𠮟りを受けても仕方ない内容です。。諸々の要因が重なって、いわゆる「愚直に泥臭く」対策することを完全に怠っていました(後述)。
比較的有益な情報提供は、次回以降させて頂けますと幸いです。次回の本番編では「備忘録」のような形式でお送りするつもりですので、「このようなやり取りをするとこの程度の点数が付く」と目安を把握して頂くための参考となるかと思います。
Ⅰ. 1次試験合格後の気の緩み
人間であれば誰しも抱く心理かとは思いますが、一つ大きな山を越えた後には気を緩めてしまうものです。私もそのうちの一人でした。
私を怠惰にさせた要因は、主に以下3点です。
ⅰ. 1次試験1発合格に対する驕り
1次試験のWritingで馴染みのないテーマについて問われて撃沈し、それが足を引っ張る形で不合格になることを覚悟していた中で、幸か不幸か当落線上で合格を勝ち取ってしまいました。1次試験の合格率は非常に低い(15%程度との情報が多い)ので、それに一度で通過したことで完全に天狗になっていました。愚かだったなあ。。
ⅱ. 2次試験の合格率の高さ
天狗になっていた私は、自身にとって都合の良い情報を集め始めました。
その情報とは、2次試験の合格率。
準1級までの合格率は、全級で80%以上と聞いていたので、「1級と言えどそこまでハードルは高くないのでは?」との勝手な思い込みのもと、Google先生に聞くことに。
英検協会が正式に公表している文書※によると、2016年度第1回(現行の合否判定方式に変更されて最初の回)における1級2次試験の合格率は、66.2%。
準1級までと比較すると低い水準ですが、「3人に2人合格」と解釈すれば、何だか簡単に通れそうな気がしてしまいますよね。その考えは誤りだったと後々気付くことになるのですが・・・
ⅲ. 一次免除が3回まで使用できるシステム
ご存じの方が多いかと思いますが、英検には2次試験で不合格になっても、その後1年間1次試験の受験が免除される「一次免除制度」があります。
図の出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/
私の場合、2022年度第1回(2022年7月)までこの制度が利用できることになっていました。
「2次試験に不合格になったら速攻で振り出しに戻る」という制度であれば、1次試験準備の段階から同時並行で2次対策を進めていたと思います。ただ、この制度に甘えてしまい、「最初は気軽に受ければいいや」と思い込んでしまっていたんですね。
ちなみに、今となっては大変共感しているツイートがありますので、ご紹介したいと思います。
英検1級面接テストの受験権利が4回もあることは
— 小林蕗子(テソーラスハウス) (@ThesaurusHouse) 2021年9月21日
ご存じですか?そしてなぜ4回も受けることができるのでしょう?理由はスピーチテストが難しいからです。
1回受験して自分のスピーチのお粗末さに気が付きそれから本気で勉強するようにとの英検協会の深い親心からだと私は理解しています。
Ⅱ. 学習内容
1次試験の合格発表が昨年6/14、2次試験本番が7/11でしたので、1カ月弱の対策期間がありました。
しかし、実際に対策を始めたのは約2週間前 (遅すぎ・・・)。
完全に浮かれ気分になっていましたね。。
ⅰ. 使用した参考書
2次試験対策では、1冊の参考書を買い足し、それを基に学習していきました。
著書名は『英検1級 面接大特訓』(Jリサーチ出版)
2次試験対策にどのような著書を使用した方が多いか調査したところ、圧倒的にこちらを使われていた方が多かったこと・Amazonの評価点が非常に高い(記事執筆地点で平均4.2/5)ことから、購入を前々から検討していました。
また、実際に書店で手に取ってみたところ、スピーチに対する模範解答例のみでなく、想定Q&A・面接官に反論された際の捌き方等、非常に充実した内容が掲載されていましたので、「愛用の参考書」とすることに決めました。
※このように、内容としては大変充実しているこちらの参考書ですが、使用方法には注意点があると個人的には考えております。そちらは別の回でお示ししたいと思います。
ⅱ. 学習方法
2次試験にはどのように立ち向かうのが自身にとって最適解なのか答えが見えないまま、手探り状態で学習をスタートした形になります。
ですので、最初はとりあえず「著書内に書かれている内容を少しでも多く話せるようにする」ことから始めました。
私の場合、この方法のみでは全く歯が立たない状況でしたので、ここからどのように改善を施していったのかは、今後お送りできればと思います。
1回戦準備の段階では、具体的に以下の流れで進めていきました。
①著書内に掲載されている解答例を、自身が言いやすい言い方に書き換え(例:難解な語彙や表現が使われていれば、簡単な表現に言い換える…など)、Word上に転記
②空き時間を利用して、Wordに転記された文章を口から言えるように練習
Ⅲ. 本番前の焦り
本番2~3日前になり、「そういえば今週末面接だった。対策は少しずつ進めたけれど、実際には最近どんな問題が出されたのか・・・?」と疑問を持ち始めました(これまた遅すぎですね・・・)。
そこで、過去問6回全問題集を確認し、問題を眺めていきました。
その時気付いたのです。
今の状況では、2分間話しきれる気がしないテーマばっかり・・・やばい・・・
実際にいくつかの問題を使用して本番形式で2分間スピーチの練習をしてみたのですが、今振り返ればボロボロでしたね。。
本番前日・当日は、焦りを超越してもはや「開き直った状態」だったと記憶しています。苦笑
取り敢えず喋り倒せればまずまずの自己評価を付けよう。これで合格できていたらラッキーかな~、と。
次回予告
次回はSpeaking1回戦・本番編になります。本番後にテーマや面接官とのやり取り等のメモを取っていたので、過去に執筆した備忘録のような形式でお送りしてまいります。
よろしくお願い致します。
bayashi-studyroom.hatenablog.com
おまけ. 学習の際に励みになっていた楽曲シリーズ
引き続き、英検1級対策期間中に励みになっていた楽曲をご紹介いたします。
4曲目は、BUMP OF CHICKEN『Stage of the ground』
YouTube上のコメントを見て気付いたのですが、今年の箱根駅伝のCMでも流されたそうですね。20年前の曲ですが、"全く色褪せない"とはこういうことでしょうか。
1番サビ『迷いながら 間違いながら 歩いていく その姿が正しいんだ』という歌詞に何度救われたかわかりません。高校受験対策のために通っていた塾の教室内にこのフレーズが貼り付けられていて、感銘を受けたのを今でも覚えています。
BUMPは中学生の頃(10年以上前)からお世話になっているお気に入りバンドの一つで、今も新曲が公表される度にiPhoneにダウンロードしています。
最近の曲では、『アカシア』『なないろ』が好きです。