【学習記録】選挙に行ってきました
4月17日(日)、選挙に行ってきました。
今回の選挙にあたって学習・体験した事項がいくつかございますので、記録として残していきたいと思います。
※当ブログは学習記録を中心に綴っていくものですので、政治的思想に関するご質問等があっても、回答については差し控えさせていただけますと幸いです。ご了承ください。
当記事では、以下の構成でお送りしたいと思います。
Ⅰ. 管理人の投票経歴
Ⅱ. 今回の投票時の様子
Ⅲ. 「補欠選挙」とは?
Ⅳ. 初めての開票参観
Ⅴ. まとめ
Ⅰ. 管理人の投票経歴
私は選挙権を得てから毎回欠かさず投票に行くようにしており、その度に選挙の種別をメモするようにしてきました。
投票経歴は以下になります。
2016.07(19歳) 参議院
2017.08(20歳) 茨城県知事
2017.10(20歳) 衆議院
2018.12(21歳) 茨城県議
2019.07(22歳) 参議院
2020.07(23歳) 東京都知事
2021.07(24歳) 東京都議
2021.10(24歳) 衆議院
2022.04(25歳) 練馬区長・練馬区議補選 ←NEW!
来月のTOEICと同様に、今回は記念すべき10回目になりますね。笑
2016年6月以降、選挙権年齢が「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられたので、最初の2回は未成年(当時)で投票したということになりますね。若い世代の声を反映させられる良い機会だったかと思います。
Ⅱ. 今回の投票時の様子
当日朝6:30頃、指定された投票所に足を運びます。
一番乗りを獲得することができました。
到着するやいなや、係員の方「前回も朝早くいらっしゃいましたかね・・・?」
完全に顔を覚えられてしまったようですw
○なぜこんなに早い時間帯を狙った?
例外はあるかと思いますが、選挙における投票開始時刻は原則として午前7時になります。
私の場合、6:30着なので、30分もフライングしていることになります。
なぜこんなにも早い時間帯を狙っていたのか。
それは、「ゼロ票確認」をしたかったためです。
「ゼロ票確認」とは?
日本国内では、選挙において、1番最初に投票する人に対して「空の投票箱を見せる」ことが義務付けられています。
鍵がかかった状態の投票箱で選挙をスタートしてしまうと、特定の候補者に対する票を不正に水増しされてしまう可能性などが考えられますからね。
公平な選挙運営のためには必要不可欠な手続きになります。
昨年の投票時に突然、「空の投票箱を見てみたい!」といった衝動に駆られ、それ以降一番乗りを狙うようにしています。早起きをする理由付けにもなるので、一石二鳥かと思っています。
ちなみに前回の衆院選では、他の方に先を越されてしまいました・・・ぐぬぬ。
国政選挙では、ゼロ票確認の競争率(?)が上がる傾向にあるようですね。
(参考)
公職選挙法施行令 第34条(投票箱に何も入つていないことの確認)
投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入つていないことを示さなければならない。
Ⅲ. 「補欠選挙」とは?
今回参加した選挙の中には、「練馬区議会議員補欠選挙」と呼ばれるものが含まれていました。
「”補欠選挙”に投票するのは初めてやな~。そういえばどういう意味だったっけ?」と疑問に思ったため、調べてみることにしました。
「補欠選挙」とは、”議員に欠員が出た場合に、それを補充するために行われる選挙”のことであるようです(Wikipedia調べ)。ふむふむ。
○補欠選挙が行われる条件
公職選挙法を参照すると、補欠選挙が行われる条件が定められていました。
議員の定数の1/6を超える欠員が出れば、補欠選挙が行われるんですね。なるほど。
○練馬区議会の状況(令和3年6月25日現在)
本当に1/6も欠員が出てたんかいな?と疑問に思いながら、区議会の状況を確認することにしました。
区のHPには、以下の記述がありました。
・議員の定数は、各自治体の議会が条例で定める。
・練馬区の場合、「練馬区議会議員定数条例」により、定数は50人
・令和3年6月25日現在:在職議員数48人
これらを踏まえると、練馬区では50人中2人の欠員が出ていたことになりますね。
あれ?欠員は法律で規定されていた1/6に達していないのに、なぜ補欠選挙が行われているんだろう?
○今回補欠選挙が行われた理由
条文をもう少し先まで読み進めると、その理由がわかってきました。
(参考)
3 参議院議員(在任期間を同じくするものをいう。)又は地方公共団体の議会の議員の欠員の数が第一項各号に該当しなくても、次の各号の区分による選挙が行われるときは、同項本文の規定にかかわらず、その選挙と同時に補欠選挙を行う。ただし、次の各号の区分による選挙の期日の告示があつた後に(市町村の議会の議員の選挙については、当該市町村の他の選挙の期日の告示の日前十日以内に)当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会(参議院比例代表選出議員の選挙については中央選挙管理会、参議院合同選挙区選挙については当該選挙に関する事務を管理する参議院合同選挙区選挙管理委員会)が第百十一条第一項第一号から第三号までの規定による通知を受けたときは、この限りでない。
一 参議院(比例代表選出)議員の場合には、在任期間を異にする比例代表選出議員の選挙が行われるとき。
二 参議院(選挙区選出)議員の場合には、当該選挙区において在任期間を同じくする選挙区選出議員の再選挙又は在任期間を異にする選挙区選出議員の選挙が行われるとき。
三 地方公共団体の議会の議員の場合には、当該選挙区(選挙区がないときは、その区域)において同一の地方公共団体の他の選挙が行われるとき。
今回の場合は、「区長選挙が同時に実施されていたため、区議会議員の欠員が1/6に達していない状況であっても補欠選挙が行われた」ということになりますね。
ナゾが解けてスッキリしました。笑
※もし解釈が間違っている場合は、コメントにてご指摘頂けますと幸いです・・・w
Ⅳ. 初めての開票参観
今回は、初めて開票に立ち会ってみました。
日本国内では、開票の様子を有権者が確認できるようになっています。
これもゼロ票確認同様に、不正が行われていないか確認するための役割を果たしているようです。こうして民主主義が守られているのだと実感したものです。
投票日の夕方、3回目の新型コロナウイルスワクチンを接種しました。
「翌日は副反応を見越してダラダラタイムにする予定だし、多少帰宅が遅れても問題ないか。ならば、せっかくの機会に参観してみるか!」と思い立ち、開票に立ち会ってみることにしました。
練馬区の場合、開票は光が丘体育館で実施されます。
(選挙の種類によっては、開票所が2か所になることもあるようです)
21時頃、会場に到着。
受付用紙に氏名・住所を記入して係員の方に提出すると、注意事項等が記された一枚の用紙を渡され、「体育館の観覧席から開票作業を見学してよい」と許可が下ります。
参観者はどれだけいるのかと思い周囲を見渡すと、ほとんどは腕章を付けた報道関係者(テレビ局・新聞など)のようでした。そりゃそうか。。
○開票の様子
撮影・録音は禁止だったので、開票所内の写真は残っていません。以下に箇条書きで開票の様子をメモします。
・投票用紙に記入された候補者氏名を自動で読み取る機械が10台ほど同時に作動しており、工場のようにガシャガシャと音が鳴り響いていた
・別のエリアで、投票用紙に記入された氏名が機械によって正しく振り分けられているか、職員さんが数十名体制でチェック
・時折、開票所内を数名の方が歩き回り、監視していた(誰なのかは分かりません。警察官?)
・同じ氏名が書かれた投票用紙を輪ゴムで止め、一か所にまとめていた
・体育館奥では、おそらく票数の確認を実施?(メガネを持っていくのを忘れ、視界が若干ぼやけていたため、確証はありません)
一番驚きだったのが、投票用紙に記入された文字を自動で選別する機械があったことです。
「特に国政選挙の際には、手作業で振り分けるとしたら、どうやって数時間でミスなく終わらせるんだろう?」と不思議に思っていたものですが、こういうことだったのですね。今更ながら初めて知りました。
開票の様子を全て見ていると日をまたいでしまう(=終電を逃し、歩いて帰る羽目になる可能性がある)とのことだったので、30~40分ほどで退散し、帰宅しました。開票速報は自宅から見ることに。
Ⅴ. まとめ
今回の選挙を通じて、補欠選挙に関する情報・開票の様子等、新たな知見を増やすことができました。
次回の選挙は、今年の参院選になりそうです。あっという間に投票用紙が来るんだろうなあ。その時に何か新たな発見があれば、綴っていきたいと思います。
次回予告
次回は「英検1級 合格までの道のり編」に戻る予定です。Speaking編 2回戦準備編になります。
よろしくお願い致します。
追伸
今回の区長選は、相当接戦となりました(結果が気になり、当選確定が出るまで眠れませんでした)。
有効票188,937のところ、前川あきお氏95,540票・吉田健一氏93,397票と、その差僅か2,143票でした。
こういった状況の時に、「一票の重み」を改めて実感するものです。今後も、余程の事情が無い限りは欠かさず参政し続けます。