第306回(2022/10/23午前)TOEIC公開テスト 成績表の分析
11月21日(月)、10月第2弾TOEIC公開テストの成績表が届きました。
当記事では、成績票から読み取れる事項を分析し、記録していきたいと思います。
■全体の構成
Ⅰ. 成績表(アビメ)
Ⅱ. 素点は何点だった?
Ⅲ. アビメから読み取れる事項
おわりに
Ⅰ. 成績表(アビメ)
実際に郵送された成績表(以下、”アビメ”※とします)は以下の通りです。
※アビメ=項目別の正答率を示した、紙媒体の成績表(Abilities Measuredの略)。
スコア:L495 + R470 = 965点
アビメ
Ⅱ. 素点は何点だった?
英語講師のTEX加藤先生が、公開テストの正解数換算表を公開されております。
それを参考に、素点を計算してみました。
texkatotoeic422.blog33.fc2.com
ブログ上に添付されている換算表の数値・アビメに記載の数値を照合することで、各項目の誤答数を算出することができます。
以下、ブログより引用です(引用部分は” ”)。
“リスニングは、L1・2・3・4の合計の誤答数を100から引くと正解数になります(L5は重複問題なので計算からは除外してください)。”
“リーディングの正解数は、複数の項目に重複計上される問題が20問程度あるため、表から単純計算することはできません。表から算出した誤答数を100から引いても正解数は出ませんので、ご注意ください。”
つまり「リスニングについては正確な素点が算出可能・リーディングについては最低何問正解したかが判明する」と解釈できます。
以上の情報に基づいて、素点を算出してみました。
リスニングは98問正解、リーディングは最低限93問正解ということになります。
リーディングの最大誤答数は7と分かりましたが、実際は4ミスと予想しています。
Twitter上にて、最大誤答数5で465点の方がいらっしゃったためです。
(10月23日午前については、Rはノーミスでないと495点が出ない・4ミスで470点まで下がるといった鬼レベルの換算だったようです・・・)
Ⅲ. アビメから読み取れる事項
Listening
「Part4で5問以上落としていてもおかしくない」と試験当日にはレビューしましたが、2ミスで済んでいたようです。良い意味で謎・・・🤔
Ⅱ.に示した表の情報に基づき、パート別の正答数・正答率を紐解いてみると・・・
Part1,2: 30 / 31(96.8%)
Part3,4: 68 / 69(98.6%)
さらに誤答箇所を、アビメの情報からわかる範囲で推測してみました。
・Part1,2→Part2の間接応答で1問ミス?
アビメを参照すると、L1(主に「概要を問う系の問題」)で1問ミスのようですね。
またL5については、原則としてL1か2と重複するのですが、L2が全問正解のため、今回はL1と重なることが確実です。L1,5で重複している問題に関しては、Part1の中で推測が必要なもの(基本的に「人の動作が関係するもの」)・Part2の中のいわゆる「変化球」に該当するものの2パターンになります。
試験当日の備忘録を読み返すと、「Part1については何とか全部正答を選べたと思う」とあったため、この回ではPart2間接応答で1ミスと予想しています。
(Part2では時々ぶっとび応答が流れてくるので焦りますよね・・・💦)
・Part3,4→ピンポイントで聞き取れれば答えが分かる問題で1ミス
もう1問については、Part3,4の中で「具体的な情報について問うもの」になります。
この類の問題については推測がほぼ不要なので、比較的易しいものの割合が高いように思いますが、最近は侮れませんね。問題用紙に印字された英文や単語から大きく言い換えられた表現を拾い出したうえで答えを選ばなければならないものが増えた印象があるためです。
Reading
10月2日同様に、R1,3が大きく凹む結果となりました。
ここから、「主にPart6,7の中で、解答時間がかかる問いの誤答が多かった」ということが読み取れます(下の参考欄をご確認頂けますと幸いです)。
備忘録内で綴った「根拠をはっきり拾いきれていない問題」で2問?落としたと予想しています。どこに根拠が書いてあったのか・なぜ拾いきれなかったのか、問題用紙を見直してじっくり復習できれば良いのに・・・と思ってしまいます。苦笑
加えて、平均正答率76%(かなり解きやすいほう)の文法で1問落としたのが悔やまれますね。。終了直前に答えを変えた問い(anyone/whomeverのどちらを入れるかで迷ったもの)で間違えたことを自覚していたので、そこでしっかり5%分引かれていました。
今後同様のことを聞かれても正答できるよう、もう一度用法を確認しておくようにします。
(参考)R1,3に分類される問題の中で、現時点で判明しているタイプ
R1:①Part7の中で、文章の概要を問う問題(例:「何に関する文章?」「文章が書かれた目的は?」など)・②Part7の文挿入問題・③Part7チャットの意図問題
R3:①Part6,7の文挿入問題・②Part6の中で、1文の情報のみで解けないもの・③Part7のNOT問題・④Part7MPの複数文書参照型の問題・⑤Part7チャットの意図問題
ヒロ前田先生・もりてつ先生によるアビメの見方解説を参考にしております。
おわりに
話題は少し変わるのですが、10月23日の公開テストの素点・スコア対応表を作ってみました(Twitterには掲載済み)。リーディングについてはアビメから正確な正答数を算出できないため、リスニングのみの作成になります。ご了承ください。
11月23日最終更新ですので、それ以降に投稿されたものについては情報が反映されていません。表を更新したら追記します。
赤文字部分(自信がないところ)・空欄について情報をお持ちの方はご連絡頂けますと大変助かります🙇
参考資料
項目別正答率・平均点の推移