救急外来を受診しました
昨夜TOEIC関連のブログを公開した後、急遽救急外来を受診しました。
タイトルを見て驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ありません・・・
当記事の執筆地点では概ね回復しましたので、ご安心ください。
事の顛末を簡単に表すと、以下枠囲い内の通りです。
・6月12日 23:30頃
右下腹部辺りに若干の痛みが発生し、時間経過とともに増大。気が付けば、うめき声をあげるほどの痛みに。15分以上経過しても一向に改善しないため、何かがおかしい(もしかすれば急性虫垂炎かも?)と疑う
・6月13日 1:00頃
救急相談センターに電話した結果、タクシーにて救急外来対応の大規模病院に向かい、診察を受けることに
・同日 2:15頃
血液検査や問診での受け答え等から総合的に判断すると、おそらく緊急性が高い状況ではないため、薬を飲んで自宅で様子を見るよう指示を受ける
・同日 3:20頃
自宅へ帰還。以降、腹部の激痛は再発していない
今後同様の対応を取らざるを得なくなった際にスムーズに対処できるようにするため、この場をお借りして記録させて頂くことにした次第です。
本日は自宅で安静にするよう指示を受けた・現時点では症状は治まっているため、記憶が新しい今のうちに記事を執筆しております。
読者の方のお役に立てる事柄が少しでもあれば幸いに思っております。
かなりの長文となりますが、ご了承いただけますと幸甚です。
また、このような緊急時の対処法等についてアドバイスのある方は、遠慮なくコメントでお知らせ頂けますとさらに嬉しく思います。
以下、詳細な記録になります。
1. 右下腹部の謎の痛み→激痛に
2022.6.12 学習記録
— ばやし@勉強アカ (@bayashi_study) 2022年6月12日
・TOEIC公式問題集4 TEST1を解く→誤答した原因究明
(・ブログ執筆)
2022.6.12 23:30
昨日学習記録をTwitterの勉強アカウントに投稿した直後のことでした。
就寝しようと布団に横になったところ、右下腹部に突然の違和感が。
言葉で表現するのが難しいのですが、内臓を雑巾のように絞られたような感覚です。
胃腸が弱いのは元からの体質だったので、「いつもの腹痛か」と、最初はあまり気に留めることはありませんでした。
ところが、その痛みは時間経過とともに増大。
いつの間にか、うめき声を上げないと耐えられないレベルに達していました。控えめに言って、拷問かと思いました。
「これは何かがおかしい。一人暮らしであり、家族は遠く離れた地方に住んでいる。最悪の場合このまま意識を失い、気が付いたら(以下略)という結果になったら洒落にならない。どうにかして、早めにSOSを出さなければ。そうは言いつつも、救急車を呼ぶべきものなのか?俺のような若造が、本当に緊急搬送を必要としている人の横取りをしていいものなのか?」
このような考えで頭の中はパンク状態なっていました。
その時、4年前(当時大学3年生)の出来事をふと思い出しました。
人生で初めて救急車を呼んだ日
2018年3月
当時大学生だった私は、(職場の位置の都合上)父と同居していました。
深夜に突然、父が激痛を訴えて私に声を掛けてきました。普段比較的口数の少ない寡黙な父が、床にうずくまって叫び声を上げる姿を見て、これはただ事ではないと直感的に思ったものです。
当時の父も、救急車を呼ぶことを躊躇していたためか、「どうすればいい?」と私に判断を求めてきました。
そこで一旦、「救急相談センター」(救急車を呼ぶべきか迷った際の相談窓口。自治体によって名称が異なるかもしれません)に電話。すぐに救急車を呼ぶべきと言われたため、手を震わせながらも119番にダイヤル。
近隣の大学病院で診察をして頂き、当時は事なきを得ました(結果としては、尿路結石だったようです)。
救急相談センターに電話
2022.6.13 00:05
4年前のエピソードを思い出したため、息遣いが荒い状態ながらも、東京都の救急相談センターに電話をしました。
参考までに、東京都の場合、基本的に電話番号は#7119になります。
そこで、看護師さんによる問診がスタート。
当時の受け答えはほぼ覚えていないのですが、問診後に言われた内容は以下の通りです。
「お話を伺う限り、救急車を呼ぶべき状況とまでは言えない。問診の中で頂いた住所に応じて、救急外来に対応している病院をこの後自動音声で流すので、メモを取ってほしい。受診を希望の場合、事前に電話で問い合わせてほしい(病院が多忙で対応不可の可能性もあるため)。」
4件ほど病院が案内され、横たわりながら必死でメモを取りました。
自動音声が1度繰り返された後、強制的に電話が切られてしまうので、大慌てでした。
当時のメモがこちら。
気が動転していたため、字が汚い上に、不要な情報(住所など)も書き綴っています・・・
(最低限電話番号だけは控えるようにはしました)
また、近くにある紙を取って急ぎメモを取ったため、TOEIC公式問題集を解いた後の用紙の裏側を使っていますw
病院に電話
2022.6.13 00:25
選択肢が4種類あると、どこに連絡すればええんや・・・と迷ったものですが、私が居住している区と同じ唯一の病院(順天堂大学医学部付属練馬病院)に電話で問い合わせ。
私「(症状を伝える)。救急外来でご対応いただくことは可能でしょうか?」
病「これからお越しいただいても対応可能です。ただし、救急外来の場合5,500円割増しになる上、入院となった場合はその分のご料金もご負担いただきますがよろしいですか」
私「(お金は二の次で良いからとにかく助けて・・・と思いつつ)全く問題ありません。タクシーでお伺いする形でよろしいでしょうか?」
病「それがよろしいかと思います。降り場の目の前に入り口がありますから、そちらからお入りください。また、お薬手帳・保険証の持参をお忘れなく。」
私「わかりました。ありがとうございます。」
タクシーを手配し、病院へ
2022.6.13 00:35
病院が対応可能と分かった & 一向に痛みが緩和されないため、いよいよ救急外来を受診する決断をしました。
病院までは到底徒歩で向かえる距離でないうえ、終電後なので電車利用もできず。
今はお金の心配はどうでもいい。タクシーで向かおう。
トップに出てきた配車窓口に電話し、迎車を依頼しました。
「5分ほどでお伺いしますので、お待ちください」とのこと。交通機関が発達しているエリアに居住していて良かったと、心の底から思ったものです。
パニック状態が収まらないながらも、最低限の荷物を準備して、タクシーに乗車。
15分ほどで病院に到着しました。
2. 問診→診察・血液検査
病院に到着
2022.6.13 01:00
救急外来の受付を探し、「先ほど電話しました(ばやし)ですが」と声を掛けます。
初めて受診する病院だったので、患者情報として氏名・住所・電話番号等を用紙に記入。
その後、体温と血圧測定。
体温は36.5℃と平熱でした。
しかし、問題となったのは血圧。
最高146 最低91と、年齢の割に非常に高い値を叩き出しました。
もともと血圧は高めの体質なのですが、ここまでの数値が出たのは初めてでした。
急いで病院に駆け込み、興奮状態が収まらなかった結果なのかもしれません。
ここで不思議なことに、アドレナリンが大量に放出されたからか、下腹部の痛みが一時的に一気に緩和されてしまいましたw
その瞬間は、衝動的に救急外来をに駆け込んだことに対する罪悪感を少し抱いたものです・・・
看護師との問診
2022.6.13 01:20?
受付からしばらく待つと、看護師さん登場。
電話で事前に病院側にお伝えした情報をもとに、何問か質問されました(今の痛みはどうか・過去の病歴・アレルギーの有無・薬の服用状況・血圧について…etc)。
その後、パルスオキシメーターを使用して血中酸素飽和濃度を測定。97~98%だったので、正常値ですね。
問診終了後、診察までしばらく席で待ちます。
医師との問診
2022.6.13 01:40?
その後、医師との問診がスタート。
診療科は消化器内科で、30代前半くらいの比較的若い先生でした。
ベッドで横になるよう指示を受け、そのまま質問に答えていきます。
20問程度聞かれたと記憶しています。
質問終了後、内臓の音を聴診器で聞かれたり、腹部や背中を押す・叩くなどして違和感や強い痛みが無いか確認されたりしました。
その後、このような一言。
「緊急性が高いかどうか悩ましいなあ。腹部の音に大きな異常無いし。30分ほどかかるかもしれませんが、念のため採血の結果を見て判断しましょうか。」
採血はあまり好きではありませんが、検査していただくことになりました。
採血の結果
2022.6.13 02:15
再度診察室に入室し、先生から所見を聞きました。
「血液検査の結果は非常に綺麗な数値でした。幸いにも、緊急で対応すべきものではない可能性が高そうです。消化管の過剰運動を抑える薬・鎮痛剤を処方しますので、本日はそれらを服用し自宅で様子を見てください。ただし、虫垂炎初期の可能性も否定はできないので、激痛が再発した場合はまたお越しください。」
(確定診断ができない状況だったためだと考えられますが)明確に病名などを告げられることがなく不安に思いつつ、大事に至る可能性は低そうで安心しました。
会計までの待ち時間~帰宅
会計までの時間、待合の椅子で待機。
その間、激痛が再発。どうやら波があるようです。周囲の患者さんの目を気にする余裕もなく、変な姿勢を取りながら息を荒げて「いてててて・・・」と小声で呟いていました。。
20分ほど待ち、会計→薬の受け取りを済ませました。
2022.6.13 02:45
自宅から病院に向かう際に発信した電話番号に再び掛け、帰りのタクシーの配車をお願いしました。
10分ほど外で待機し、乗車。道路はガラガラで、スムーズに自宅まで送り届けて頂きました。
2022.6.13 03:20
自宅に帰還。会計前の激痛は緩和され、それと同時に眠気が襲ってきました。
頂いた薬に助けられているお陰かもしれませんが、それ以降は目立った再発はなく済んでいます。だたしまだ油断はできない状況ですので、数日間は食事に細心の注意を払いたいと思います。
3. 総費用
今回の騒動?に対してかかった出費額を計算しました。
外来診療費領収証
タクシー領収書
診療費:11,950円
タクシー代:5,160円(往路2,500円 + 復路2,660円)
計:17,110円
突然の出費にしては結構痛いですが、貴重な勉強代になったと思っています。
今後年齢を重ねるにつれて、このような事態に見舞われる確率は上がるでしょうし、一人暮らしである限りは、基本的に自分で考えて対処しなければなりません。そのための良き訓練材料にもなったと考えています。
また、深夜にも関わらず、専門知識を豊富に蓄えた医師による検査・薬剤の処方等を受けても(記事執筆地点では)3割負担で済む辺りは、非常に恵まれた国だと改めて実感しました。
おわりに
今回救急外来を一人で受診したのは人生初でしたが、「もうこんな歳になっちまったか…」と少し凹んだものです(まだ若いやろがい、と突っ込まれてしまえばそれまでですが)。
一方で、大事に至る前に(パニックになりながらも)比較的冷静に判断し、早めの対処ができたと思っています。
今回は発症場所が自宅でしたが、これが外出先となると異なる対応をしなければならないかと思います。いくつかの場合を想定して、それぞれに対してシミュレーションをする機会を作っておきたいものです。
また、コロナ禍において様々な非難を受けながらも真摯に対応してくださる医療従事者の皆様には、本当に頭が上がらない思いでいっぱいです。この度は誠にありがとうございました。
症状が再発しない限り、次は明日発表されるTOEICの結果に関する記事を執筆予定です。よろしくお願い致します。